約１０年間、お疲れ様でした！ 2008/10/19 (Sun)

　図書館から借りていたハリー・ポッターの第７巻上下を
今日やっと読み終わりました。

　予約をしている人がいるから期限内に返さなきゃいけないんですけど、
あまりに長いので１日オーバー・・・(^^);
でも、１回返したら次借りられるのはかなり後だし、
残り数章で返したら中途半端というか後味悪いじゃないですか。
だから、そのことについてはここだけの内緒ということで。
少なくとも、第６巻を借りた時は１週間オーバーだったので、
その時に比べてはがんばりました。
それこそ、３日くらい連続で明け方まで読んだのでハリーの、
「もう、一生分の厄介を味わったから。」
という台詞に共感できてしまうくらい今回こちらも気力を使いました。

　流石に読んでない人の為に色々黙っておきたいので、
内容について詳しくは言いませんが、
原作者のローリング氏が執筆から１０年近くかけて張り巡らせた伏線が
一気に明らかになって、
ローリング氏の執筆能力に感服し、鳥肌が立ちました。
１１冊もの本に仕掛けた伏線をずっと忘れなかったというのもすごいです。
内容は序盤から死亡者が出て読んでてとても辛かったです。
だから最後はずっと、ハリーに感情移入してましたね。
森でルーピン先生に謝るところは泣きました。
慣れ親しんだキャラが亡くなったりしたのでずっと、
「何か奇跡的な力が働いて、皆生き返ればいいのに」って思ってました。
だから多分、私は死の秘宝の所有者にはなれないですね。
ハリーが秘宝を全部手にした後でのあの決断も、
とても勇気があって偉いと思います。
　
　あと、何と言ってもスネイプ先生の想いの深さには驚きましたし
切なくなりました。
彼が今までずっと何のために行動していたのかがはっきりわかって、
やるせないというか何というか・・・。
あの戦いの後、ちゃんとしたところに連れて帰って休ませてくれたらと
願います。
ハリーがスネイプ先生の想いを汲んでくれて、
最終章でいい大人になってくれたので嬉しかったです。

　最後に、ハリー達が勇気を持って脅威に立ち向かったのを見て、
私も勇気を持って戦えるようになりたいと思いました。
将来のこととか、人間関係のこととか・・・。
幸い、ハリーほど多くはないかもしれませんが、見守ってくれる人も
一緒に戦ってくれる人もいるので、まぁ、多分大丈夫でしょう。

　高校時代から読んでいた物語に幕を閉じて寂しい気持ちもありますが、
彼らの戦いが終わって幸せに暮らせるなら、これ以上良いことはないですね。
ハリー達も製作側の皆様も長い間お疲れ様でした。
期会があってまた何かの作品で会えたら嬉しいです。
読んで得たものを大切にします。
本当にありがとうございました。